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2011年 08月 28日

イベントのお知らせ!

objet-NOTE「美しい出来事のための記憶装置」
2011年9月16日(金)〜27日(火) 期間中22日(木)のみ休業

麻布にあった古道具店 high-kyoの元店主が自身の過去、現在、未来を体現する。

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情報を編集し括られたパッケージメディアとしての「本」。
情報や情緒が刻まれた「記憶装置」としてのオブジェ。
日常的に残される、紙のメモに書かれた言葉の破片。
コンテクストの違いによって、様々な「意味」と「意図」が誕生する。
言葉の綴られた紙片を、手に持って眺めたり、ノートに挿んだり、折り畳んでポケットに入れたり。
「メモ」は暮らしのあらゆる場面に登場し、自分たちの生活の中に深く浸透している。
「人は何のために生きるのか?」の問いに「思い出をつくるため」と答えてくれた友人がいた。
その時は、正直よくわからなかったのだけれど、後になりこの言葉に再会することになった。
一冊の本の中に、「人生は思い出をつくるためのパッケージメディア」という一節を見つけた。
過去において読んだ時は気がつかなかった。
おそらく「パッケージメディア」という言葉に気をとられていたのか、まったく憶えていなかった。
それでも、自分の潜在的な記憶の中に、この言葉は留められていた。
人生というパッケージの中で、たくさんの「思い出」が自分の作品群になって蓄積されていく。
もやもやしていたものが、少しだけ見えてきたような気がした。
今回の展覧会を開催するきっかけを与えてくれた友には心から感謝している。
人は日々暮らしていく中で「情報」だけを必要としているのではなく、「情緒」も求めていると思う。
「情緒」とは、優しさや親しみだったり、可愛らしさや美しさだったり、一言では語り尽くせぬ民族の「美意識」の積層に他ならない。
そして、「情緒」とは、人から人へと手渡されていく「カタチのないもの」。
無謀にも、「カタチのないもの」を、紙片や木片、古い道具や部品などの「形ある物」を使って展示をしてみます。
「素材」という媒体と、「言葉」という記号を組み合わせ、自分なりの「情緒」を表現してみようと思っています。

千村 幸弘

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by maruse-inside | 2011-08-28 17:22 | イベント


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